中学受験において算数は国語と並んで克服するのが大変な科目です。
まず、「塾のテストが0点から10点台(偏差値でいえば30前後)」というお子さんに関してどうすれば良いかを考えていきましょう。
もしそのお子さんがサピックス生なら、
・基礎トレ
・デイリーチェックテスト
・サポート(というレジュメ)の「アプローチ」や「導入と基本」というページ
の3点に絞って何度も何度もやると良いです。
他塾のお子さんの場合は、
・ベストチェック算数(日能研)
というのをマスターしてみると良いでしょう。このテキストには巻頭に100問の「弱点診断テスト」というのが収録されているのでここを克服するのが早いです。
次に、偏差値が40前後のお子さんには、
・四谷大塚の「四科のまとめ算数」(誰でも四谷大塚のオンラインで買えます)
をお勧めします。
中学受験生がマスターすべき算数の代表的な問題がほぼ全て収録されており、塾歴と言われるブランドチェーン塾も、創業時にこのテキストを元に算数の教材やカリキュラムを開発していたりします。このテキストの問題が解ければ全ての入試問題に立ち向かえるとも言える神テキストです。
なお、どの大手塾も「四科のまとめ算数」の問題が5年生までに全て解けるようにカリキュラムが設計されていますので「このレベルの問題は全て解ける」というお子さんは、
・プラスワン問題集(東京出版)
に取り組むことをお勧めします。本書は「四科のまとめ算数」に収録された問題を少し入試問題寄りにアレンジしたような内容で、難関校を受験されるお子さん以外はほぼ全てこのテキストで事足ります。
最後に難関校を目指しているお子さんに関しては、
・ステップアップ演習(東京出版)
・分野別問題セット(全3冊・東京出版)
に取り組むと良いでしょう。難関校むけの算数問題集の最高峰としては、同じ出版社の「チャレンジ演習」というのがありますが、ご家庭だけでやれる代物ではありませんし、塾の難関校クラスに入っていればたくさん難しい問題に触れる機会はあります。その前段階としてこの2冊をお勧めします。
算数に関して保護者の方はつい「考える力を育てます!」系の塾や個別塾に気を取られがちですが、まずは、
・お子さんに合った良問集をきっちり仕上げること
・子どもの計算の仕方がおかしくないかどうかチェックすること
の2点のサポートに注力されてはいかがでしょうか。必ずお子さんの算数に対する苦手意識が減り、自己効力感も増すはずです。
