本好きの女の子で、6年生になって国語の成績が上がらなくなることはよくあります。
なぜか?
これまでセンスで解いていたため、論理的に文章を読み解かないと答えられない設問に対応できなくなったからです。
では、どうすれば良いか?
まず、短い文章で、
・誰が
・何を
・どうした
・この文章は何を言いたいのか
といった、基本的な問いがきちんと並んだ問題を日常的に解くトレーニングをすることです。
その上で、サピックスの重厚長大な読解問題に取り組むべきでしょう。
ただし、記述の設問が中心のBテキストは、
・お子さんが全て解くのに最低1時間、
・解説をして実際にどう解けばよかったかを一緒に書きながら復習するのに最低1時間
は必要なので、トータルで最低2時間は必要です。
そして文章が長すぎるので、お子さんの国語の力や志望校の国語の出題レベルからいって「Bテキストはやらない方が良い」ケースもあるので注意が必要です。
かといって、Aテキスト中心というのも記述の設問が少ないため、心もとないものがあります。
ではどうすれば良いか?
以下のテキストを組み合わせて活用することをお勧めします。
まず、基本的なベーシックな読解ドリルですが
ロジカル国語6年(くもん)
がお勧めです。ただし、ある程度力のあるお子さんは省略しても構いません。
次に、サピックスのAテキストの問題をもう少しコンパクトにした問題集、
そして、B問題をもう少しコンパクトにしたものが並んだ問題集、
この2つは、超オススメ、受験生の国語の克服に必須とも言えます。
まずは、この2冊を夏休みが終わるまでにしっかり終わらせる。
というのに取り組んではどうでしょうか?

