2025年のサピックスの保護者向け入試分析会では、「中学受験の入試問題のレベルの高さは行き着くところまで行きついてしまっている」という趣旨の発言が幹部からあったようです。そして「サピックスでは基礎をしっかりマスターさせますので、塾でカバーできない部分はご家庭でよろしくお願いします」という趣旨の発言もあったようです。
では、家庭では何をすべきか?
クラスや成績が低いお子さんの場合は、「サピックスでカバーできない部分」を家庭でやるのではなく、「サピックスでやっている基礎的なところ」をさらに家庭でやるべきです。
具体的には、算数ですと、
・ベストチェック算数(日能研)の弱点診断テストの部分
・基礎トレ
・デイリーチェックテスト
を徹底的にやるべきでしょう。デイリーチェックテストはマンスリーテストまでにテスト範囲のものを3回くらいやるべきです。
理科なら、
・コアプラス小テストの直し(問題集のほうではない)
・メモリーチェクテスト理科(日能研)の弱点診断テストの部分
といった具合です。
とにかく「やる問題のレベルを落として範囲(量)も絞る。その代わり反復回数を増やす」という姿勢と取り組みが大事です。