【中学受験・塾業界ネタ】関西の有名塾チェーンはなぜ関東で苦戦しているのか?

関東にはすでに、関西で灘中にたくさん受かる有名塾チェーンが上陸していますが、ほとんど勢力の拡大傾向が見られません。

それどころか駿台と資本提携したり、苦戦の跡が見られます。

なぜか?

原因はいろいろありますが、関西の有名塾チェーンで伸び悩んでいるお子さんをサポートしていると、塾側に以下のような原因があります。

・生徒集めに苦戦しているので、十分な習熟度別クラスになっていない。

・教材が関東の学校の入試傾向に合わせたものになっていない。

・宿題が「根性主義なボリューム」で、学習カリキュラムも昔ながらの内容でサピックスのような反復システムになっていない。

・塾内での模試の受験者数が少ないので、自分が受験者全体のどこらへんにいるかがよくわからない。

要するに、昔ながらの「どこの塾に行っても似たような合格結果になるような「上澄み」の生徒の合格実績で恩恵を得ている」のだと思います。

関東では学校も豊富にあり、その学校を目指す志望動機もさまざまななので、このやり方では厳しいです。

ですので、関西系の塾チェーンを利用するには十分な注意が必要です。