【中学受験の勉強法】サイエンスラボって通わせた方がいいの?

中学受験を考えているご家庭で、お子さんを「サイエンスラボ(いわゆる科学教室)」に通わせている率はそれなりに高いです。

「ほら、理系だと食いっぱぐれがないって言うでしょ?しかも受験に役立ちそうだし。 by母」

みたいな理由で通わせているのだと思いますが、実際に「サイエンスラボで子どもに何をやらせているのか」を具体的に把握している親御さんは少ないのではないでしょうか?

サイエンスラボにも色々あるので一概には言えませんが、特に大手出版社がやっているサイエンスラボは、

「それって、アマゾンで買ってるやつを使って、子どもの目の前で白衣着たバイト君が実演してるだけじゃね?」

的な内容がすごく多いです。

しかも、子どもがラボでやらせてもらえる内容はかなり限られていたりします。

むしろ、親が子どもに「小学生のための理科の実験」的な本を買ってあげて、「実験に必要なものはダイソーで買おう」と声をかけてあげる方が、よっぽどためになる気がするのですが、

「まあ、うちはなかなか子どもの面倒を見る暇もないし」「科学に少しでも興味を持ってくれたらいいかな」

という程度の期待値であれば、費用面で折り合いがつけば通わせても良いかもです。

ですので、「受験で役に立つ」と言う期待はそれほど持たない方が良いと思います。

サイエンスラボに通っているのに「酸性とアルカリ性の液体では、試験紙の変化がどう違うか」と言う質問に答えられなかったりします。本人曰く「あ、その実験をやったよ」なのに。

科学的な思考が育つきっかけって、例えば、学校でバネばかりの実験をやって「理論的には、重りの重さと伸びの変化は直線のグラフになるはずなのに、実際に紙に記録を取るとならないね。どうしてだろうね」というふうに教師が語りかけて、子どもが「はて、どうしてやろか」と思考を巡らせる時に存在するのではないでしょうか。つまり、結構地味なのです。

ちなみに「とにかく子どものスケジュールを埋めて安心したい」という親のエゴでサイエンスラボに通わせているケースも結構あります。本人の主体性ゼロです。

子どもの思考力を育てる上で大切なことは、それとは真逆で「子どもの時間をぶつ切りにしないこと」です。子どもがボーッとしている時間を大切にしてあげること。

白衣の先生が一方的に実験器具を扱って実験結果を見せる時間と、子どもが部屋で物語を読みながら「華子ちゃんって、どうして好きなはずの太郎君の悪口を言ったのだろう」と一人で思いを巡らせる時間と、どちらが大切か。「そりゃあ、科学でしょ。文系的な時間はもったいない」とは一概には言えないはずです。

習い事は、子どもの反応をしっかりと受け止めながらその効果を考えたいものです。