【中学受験の勉強法】保護者のリーダーシップと映画「ラジオの時間」

三谷幸喜さんが脚本を担当された「ラジオの時間」という映画があります。番組作りに関してパーソナリティーとして出演していた女優さんが思いつきでどんどん提案をし、スタッフがそれに振り回されて番組として収拾がつかなくなるという話です。

これは中学受験のご家庭でもすごくよく起こります。

・家庭教師が知らない間に、保護者のママ友が自分の担当科目を共同担当し始めた

・ただでさえ家庭教師の指導時間が少ないのに、保護者が「受験後を見越して」子どもハードな英会話教室に通わせ始めた

・保護者がいろんな過去問を買ってきて子どもに解かせ始めた

・家庭教師の指導時間は週に1回なのに、母親が地頭が良くなるという高額な利用料の施設に子どもを通わせ始めた

などなど。

サッカーで言えば、司令塔も戦略も不在で、チームのメンバー達が好き勝手にボールを蹴っている状態です。

特に多いのが「子どもは私の作品だから、今回の受験は、母親としての私の人生の大切な1シーンにしたい」という母親の自己承認に基づく事態の発生です。

「○○ちゃんの受験戦記」といったブログを始めるのはともかくとして、指導中に勉強部屋で「シーター波が発生する」というヒーリングミュージックを大音量で流したり、強烈な匂いのアロマを焚き始めて家庭教師を閉口させたお母様もおられました。

プロの家庭教師は指導料がある程度高額なので、父親の方は、経営者や企業の幹部、公務員の管理職などが大半で「組織で動くというのはどういうことか」をわきまえている方が多いので、ノータッチで見守るパターン(あえて無関与)か、「なあ、ママ。まずは先生の作った学習計画に従ってみようよ」と助け舟を出してくれたりします。

受験はチーム戦ですが、

家庭教師にせよ、受験生の親にせよ、

そもそも受験の主役は誰なのか?

という問いを改めてそれぞれが噛み締める必要があります。