少子化による塾業界の倒産が相次いでますが、大手の塾の入塾テストの入室合格基準もかなり「ゆるゆる」になっています。
近所の個別指導塾や地域に根差した小人数制の塾の方が、大手塾の下位クラスでくすぶっている子よりもよっぽど出来たりするのです。
ではどうすべきか?
いくつかの選択肢があると思います。
A:塾を変える
B:家庭教師に切り替える
C:受験自体をやめる
D:サピックスで這い上がる
まずAですが、ある大手ライバル塾は講師に指導内容を決める裁量が大きいため、当たり外れが大きいと言うのがあります。また、別の大手ライバル塾は学習の反復による理解度習熟システムが備わっていないため「結局上位の子しか受からない」システムになっています。だから「当塾は選抜制です」とアピールしているのかもしれません。ちなみに、サピックスと創業者が同じグノーブルであれば転塾はありだと思います。創業時に優秀なサピックスの先生がかなり移籍していますし、教材やカリキュラムがかなり似ている一方でこなさなくてはならない教材のボリュームも常識的なレベルです。ただ、教室数他の大手塾に比べて少ないというのがあります。
次にBですが、家庭教師だけで受かる学校とそうでない学校があります。ご家庭によっては予算に制約もあることでしょう。また、同じ目標を持ったお子さんが周囲にいないので、モチベーションの維持が難しかったりします。
そしてCですが、地頭を鍛えると言う意味では、将来医者や弁護士になるのを考えているお子さんであれば、中学受験をしないのは「二度とやってこない最も頭の柔らかい時期に高度な教育を受けるという機会を捨てる」という意味でもったいない気もします。
最後にDです。まず、「志望校はサピックスじゃなくても大丈夫だけど、サピックスの教材のクオリティが気に入っている」というのであれば、「もらってくる教材の何に取り組んで何に取り組まないか」を明確にして通う必要があります。一方、上位校に受かりたいのであれば5年の時点で家庭教師や個別指導も活用しながら周到にお子さんの再生計画を練る必要があります。具体的には「基礎力の底上げ」と「考える勉強」の両方を並行する必要があるのです。
なお、「志望校はサピックスじゃなくても大丈夫だけど、サピックスの教材のクオリティが気に入っている」という場合の5年次でのおすすめの勉強について少し触れておきます。
(算数について)
・サポートの「導入と基本」
・基礎トレ
・デイリーチェックテスト
に絞ってマンスリーテストまでに3回反復。市販のテキストは「ベストチェック」を併用。
(国語)
・Aテキスト
・デイリーチェックテスト
に絞る。市販のテキストは、読解だと「ロジカル国語」「読解の基礎(啓明館)」などを併用。
(理科)
・デイリーサピックスの中の「デイリーステップ問題」に絞る。市販のテキストは「基礎ドリシリーズ(全3冊)」(文英堂)と「Day Week Month」(学研)を併用。
(社会)
歴史は「漫画歴史大辞典(矢野健太郎)」「歴史人物と年代ドリル」(文理)、地理は「ニャンコ都道府県ドリル」「できるが増えるドリル・地図と地名」(文理)で基礎を固め、そのあと、「白地図まとめノート」「歴史まとめノート」(いずれも受験研究社)に取り組む。
Aクラスでくすぶっているお子さんは、5年次はあれこれ手を出さず、マンスリーの成績やクラスには多少目をつむり、基礎をしっかり固めて6年次にリベンジすべきだと思います。そして、5年次は、勉強する習慣付け、間違えた問題や知識をノートやカードにまとめるといった「行動特性」を身につけることも目標にしましょう。
