「2年生からサピに入れたのに」「3年から四谷大塚の通信やってたのに」などなど、5、6年になって伸び悩むお子さんの保護者の怨嗟の声がよく聞かれます。
早くから塾に入れたら難関校に受かるかというと、そうでもないようです。
原因はどこにあるのでしょうか。
いろいろ考えられますが、
・塾に入れて親が安心し、ノートの取り方や文房具のメンテ、家庭での学習の部分でほったらかしになった
・思考力伸ばします系の塾に入れた後、そこでの学習に注力してしまい、漢字・計算・読み書きなどの基本的スキルの修練が疎かになった
・読書習慣や友達との付き合い、スポーツ活動などのソーシャルスキルを育む機会がなかった
など、低学年時代に身につけておくべきことがおろそかになっているケースは多いです。
また、少子化の影響で一人のお子さんの教育にかける費用に余裕があるため、子どもを「習い事地獄」にした挙句、結局何も身についてないケースも目立ちます。
中学受験の競争が激化する昨今の状況で焦る気持ちは理解できますが、
「やる要素を絞って反復する」ということに立ち返るのも良いかもしれません。
