【中学受験・家庭教師ネタ】残念なプロ家庭教師の使い方になってるケース、のあれこれ。

6年生の夏休みになっても成績が上がらない、、、焦った保護者の方は、プロ家庭教師紹介会社に連絡をします。

そしていくつかの紹介会社を試してみてプロの家庭教師をお子さんにつけるのですが、ここで残念なケースがいくつかあります。

まず、

・基礎から立て直す必要があるのに、塾の質問対応だけで指導時間を費消してしまうケース

です。経験を積んだプロ家庭教師なら、「ああ、このご家庭は、質問対応だけで十分だ」とか「基礎からやり直したほうがいい」「志望校からいってもっと応用問題を解かせたほうがいい」など、お子さんの課題は何なのかの判断がすぐに付きます。ところが、とりあえずプロ家庭教師をつけたものの時間だけ経って成績はそのまま、というケースは多いです。

次に

・受験4教科ともひどい状況なのに、とりあえず一番ひどい教科だけ家庭教師をつけるケース

です。例えば6年生の後半になって理科が一番ひどくてその次に算数がひどい場合とか、国語はそこそこ良いのに合格偏差値にまで達してない場合に、「どの教科に家庭教師をつけるか」は重要な作戦課題です。全教科に家庭教師をつけたほうが良いケースもたくさんあります。例えば、受験までそれほど残された時間がないときに、配点が少ない理科「だけ」に家庭教師をつけるのはかなりリスクかもしれません。比較的点数が悪くなくてお子さん本人も好きな科目に家庭教師をつけたほうがいいこともあるのです。

など、プロ家庭教師の活用は、ご家庭の予算と受験までの残された時間との兼ね合いで、周到な作戦が必要なのです。