【代表コラム】そもそもなぜ中学受験を目指すのだろう

筆者(TaFuMo主宰)の卒業した私立高校は卒業生のほとんどが東大か医学部に進学するような学校だったのですが、東大への合格者が多いほどその後「自死」された卒業生が多いというのがありました。

自死された理由はさまざまです。

「司法試験になかなか受からない」「組織の大きなプロジェクトの失敗で自分だけが責任を取らされた」など。

最近も、都内の女子御三家と呼ばれる学校で、定期考査中に学生が飛び降り死する事件がありました。

また他の都内の有名女子中では、この5年で7人のお子さんが自死されているそうです。

確かに「地頭(じあたま)」の定義は定かではありませんが、中学受験というのは確実に「受験脳」は育ちます。ですので、将来社会人になって弁護士や医師になるのは中学受験を経験してない方よりも容易だと思います。

ただし弁護士や医師に転身する理由が「社会人として働くのが不満だった」という方が多いという東大教授のコメントも目にしたことがあります。

また、個人的な感覚ですが、中学受験をへて入学した同級生ほど離婚率が高い。

受験分野での能力が高い一方で「何かに見切りをつけるスピード」も早いのかもしれません。

そもそもなぜ心身ともに実りの多い成長期、そして多感な時期に貴重な時間を割いて勉強する必要があるのでしょうか?

例えばイギリスでは、「高学歴な人ほど人生の幸福度が高い」というデータがあるそうです。

これは「高学歴=収入が高い」から幸福度が高いという理由ではないそうです。

欧米では高学歴な人ほど生涯を通じて学び続ける人が多く、学び続けることによって人生で挫折や失敗を経験しても「リベンジする」「復活する」人が多いからだと聞きます。

ひるががえって日本では、大学入学や就職を機に学ぶことをやめてしまう人がほとんどだとか。

これでは受験経験や受験勉強が人生の一時期における「辛かったこと」で終わってしまいます。

せっかく中学受験をするのであれば、その経験を「人生の財産」「生き抜く武器」にまで高められるように取り組んでほしいものですし、サポートする関係者も、受験で得た知識が受験生の彼ら彼女にとって一生役立つようにお手伝いしなくてはならないと思います。自戒を込めて。