「うちの子、何が向いているのかしら」
「うちの子、フリーターになったらどうしよう」
「うちの子、将来ちゃんとやって行けるのかしら」
などなど、子どもに対する親の悩みは尽きません。
日本の就職活動では、経団連あたりが、
「体育会系の学生を高く評価」
とマスコミを通じて喧伝したかと思えば、
「専門性のある理系学生の争奪性に」
と喧伝したりして、極端から極端に針が振れます。
「結局、どうすりゃいいの?」
という疑問に対して参考になるのが、東大で労働社会学の教授を務める本田由紀氏の「多元化する「能力」と日本社会 ―ハイパー・メリトクラシー化のなかで 」という本です。

多少、ネタバレになってしまいますが、結論から言うと、「フットワークが良く人付き合いが良くて気が利く子」は企業に行っても上手くやっていけるということです(出世するかどうかは別として)。
一方で、人間的に不器用な子は、資格を取ったり専門性を獲得することで「多少のことは多めに見てもらえる職業コミュニティ」に逃げ込むことが推奨されます。
この点を踏まえて、親は子どもの成長・発達のための環境を設計しメンテナンスして行くしかありません。
ちなみに個人的には、人の痛みがわかって挨拶、読み書き&計算の能力、読書の習慣というのが備わっていれば最低限の暮らしができ、日々の生活の中から何がしかの喜びなり希望を見出せる人間になれるのでは?と思っています。
