【中学受験の勉強法】保護者がお子さんに関して気を配るべき「5つのこと」

中学受験ともなると、保護者の方が「どれ、自分がテコ入れするか」といった感じでお子さんの勉強をみてあげようとすることが多いですが、例えば算数の「つるかめ算」や「過不足算」「差集め算」といった単元だけでも解き方に関してトレンドがあったり、最適な解き方に関して塾ごとに考え方やアプローチが違ったりするので、過去の自分の受験経験だけでフォローしようとしても、かえってお子さんのモチベーションと成績が下がったりして痛い目にあったりします。

最初にやるべきはお子さんの環境設定ではないでしょうか。まずは以下の5点に絞ってフォローされてはどうでしょうか。

1.本棚のメンテナンス
本棚というのは所有者の頭の中にどんな知識が入っているか、どのように整理されているかを示すいわば鏡でもあります。
塾の教材の本棚、お子さんが読んでる本や親が読ませたい本の本棚、の両方を整理してあげましょう。もちろん、一緒にやるとさらに良いかもです。
読書習慣を身につけられるかは5年生までが勝負です。ある大手塾の進学説明会でも「昨今の出題傾向に鑑みると、塾にできることが限界に達してきつつある。お子さんに日頃から教養を身につけさせてほしい」というコメントが関係者からあったようです。

2.食事
大手の中学受験塾で教えていた頃に、保護者からの昼食の差し入れが「成績の低いお子さんほど、栄養バランスが取れていない」ことに気づきました。
考えてみれば当然です。人間の体は食べたものからできていて、細胞は半年で全て入れ替われいます。さらに、人間の重要な消化器官である腸の環境と記憶力には重要な関係があると最近の研究では指摘されています。若年時に犯罪を起こした人達の家庭内の食事に共通点があることも知られています。
それは「炭酸飲料や肉に偏っていて野菜や魚が少ない」ことです。日本人の子どもの算数や数学の成績が良い理由の一つに「青魚を食べる機会が多い」ことも指摘されています。子どもに集中力がなかったり、疲れやすかったりウツっぽかったり、怒りっぽい場合は、食事のバランスを見直すことも要一考です。スーパーに一緒に食材を買いに行くことも中学受験社会の勉強にもなります。

3.椅子/机/照明
子どもの集中力には姿勢との関係があります。床に足をつけられ、体の中心軸を保てる椅子を使いましょう。また机の高さとのバランスも重要です。ご家庭によっては「これなら子どもも近視になるはず」という照明環境で勉強しているお子さんもいます。なお、自然の光で起きられるような採光環境を作ってあげると体のリズムも整います。

4.睡眠時間
人間の頭は寝ている間に学んだ知識を整理したり、ストレスを感じた出来事の記憶を緩和したりプラスに再構成したりします。ですので、十分な睡眠は受験にとって必須なのです。5年生までは1日8時間くらいの睡眠が取れるよう、保護者がマネジメントしてあげるのが理想です。

5.文房具
「資産が何十億円もある、が、塾では最下位クラス」というお子さんに多いのが、「まともな筆記用具が筆箱に入ってない」ケースです。野球界の伝説であるイチロー選手が道具を大切にしていたのは有名な話です。筆箱の中の筆記用具の状態は常にメンテナンスしてあげましょう。なお、「シャーペンだと芯をポキポキ折ってしまい、鉛筆だとすぐ先が丸くなってしまって書けなくなる」というお子さんの場合、パイロットのフリクションペン(赤と青と黒)も入れてあげるのがおススメです。濃くて見やすいですし、書き損じても修正液無しで直せます。

まとめ
親が死にゆくとき、お子さんに多額の現金や土地を残しても、使い切ってしまったりトラブルに巻き込まれたりするだけです。
「教育」という目に見えない財産を残してあげるのが、子どもにとって最もプラスだと思います。