子どもが中学受験の準備を始めて、塾での成績不振が続くと、
「よし、俺が毎朝6時半に起こしてやろう」
というパパがいます。
が、その後うまくいった、効果が出たという話を聞きません。
「いやいや、計算が強くなったぞ」
「漢字が得意になった」
と強弁する声も聞かれますが、他の科目に支障が出てたりします。
まず、朝型か夜型かは、生まれつき決まっていることが医学的にわかっています。
子どもが朝型ならともかく、子どもが夜型の場合は「起きる時間は一定時刻にして、寝る時間を可能な範囲でずらしていけば良い(ただし8時間睡眠は厳守!)」だけのことです。
そして、子どもの意に添わない形で保護者が強制して何かをやらせても、子どもにはトラウマになってしまいます。
実際、サピックスに通っていた女の子のお子さんで受験直前に「私は受験をやめる!」と保護者に宣言した生徒さんがいました。慌てて思いとどまるよう説得しましたがダメでした。この女子生徒さんは「これが私の親への復習」と語っていました。
たかが受験、されど受験。
いや、たかが中学受験です。たしかに、受験準備が上手くいけば地頭が良くなったり、受かれば後々地位とお給料の高い職業につけたりもしますが、家族の関係をガタガタにするほどのイベントではありません。
お子さんとの関係を大切にしながら、保護者の皆様におかれましては、「子ども小さな変化に注目し、変化をソフトに刺激する(すると大きな変化も起こります)」ことの大切さに留意し、気長に気長にサポートしてまいりましょう。
