Aタイプ、Bタイプというのはサピックス独特?の用語で、Aタイプは「標準的な問題がたくさん出題される学校」、Bタイプは「思考系の問題がどっさり出題される学校」のことを言います。
具体的には、
Aタイプ・・・慶応中等部、慶応普通部、SFC、青学、吉祥女子など
Bタイプ・・・麻布、武蔵、桜蔭、駒場東邦
AとBが半々・・・渋々、海城、鷗友、早稲田、巣鴨、雙葉
といったところでしょうか。
Aタイプの学校に受かるには、「四科のまとめ算数」(四谷大塚)や「プラスワン問題集」(東京出版)などは当然マスターしておく必要があるのですが、
以下のテキストをコツコツやっておくとさらに心強いと思います。

「ステップアップ演習」(東京出版)は、入試レベルの典型的なパターン問題をほぼ網羅していて、過去問の復習の際にも「類題探し」のネタ本として非常に使い勝手の良い本です。
かつて、サピックスに6年生から入って神奈川の最難関「栄光学園」に受かった子は、こんな使い方をしていました。この男の子は6年でサピックスに入ったときはAクラスだったのですが、授業後の質問コーナーを利用する友達を待っている間、同じ教室で毎日1題「ステップアップ演習」の問題を解くのが週間でした。そして夏休み明けにはFクラスまで上がり、栄光学園に合格したのです。
栄光学園は決してAタイプの問題ばかり出る学校ではなく、どちらかといえばBタイプ寄りの学校ですが、彼の合格は、「質の高いパターン問題をいかにたくさんマスターしておくか」が受験の成否を決めることを物語っています。
次にBタイプの学校について。

かつては、「チャレンジ演習」(東京出版)という、かつて入試で出題された恐ろしく難しいレベルの難問を集めたテキストが「御三家などのBタイプ校対策」として存在していました。
が、最近、東京出版は、AタイプとBタイプの問題の「橋渡し」も兼ねたような素晴らしいテキストを出しました。それが写真の「有名塾の算数分野別問題セット(全3冊)」です。これは、各有名塾のトップ講師の先生方が、分野ごとにお勧めの問題を解説付きで紹介したものですが、それらの問題を解くための「前段階のレベルの問題」も複数配置されていて、とても使い勝手の良いテキストです。
夏休みも終わり、6年生の皆さんもいよいよ志望校の過去問の検討に入ると思いますが、上に挙げたテキストの併用をぜひお勧めします。
